説明すればするほど、不思議な食べ物のように
きこえるのですが・・・
チェコの夏の食事に「フルーツダンプリン」
というのがあります。
生の果物を生地で包んで茹であげ、
トヴァロフ（低脂肪チーズ）、粉砂糖、
溶かしバターをかけていただきます。
果物は杏、プルーン、ブルーベリー、苺などなど。

生地には２種類あって、ひとつはイースト菌を発酵させて
ふわっとした中に弾力のあるもの。中華まんの皮を
想像してもらえれば近いかな。
もう一つはイーストは使わず、粉に低脂肪チーズを
練り混んで作るちょっとモチモチした生地。
写真は後者です。（果物は杏）

果物が出回る夏の季節の代表的な家庭料理です。

以前はバナナでさえも貴重品でしたが
最近では珍しい果物も買えるようになりました。
といってもいつもというわけではありませんが。
それでも夏の間は種類が豊富で嬉しい限り。
近隣国からの輸入が主体とはいえ
６月後半にもなれば、国内でとれる
ベリー類が出回り始めます。

この梨はどこが原産国なのか・・・
形は洋梨風ですが、味は和梨に近いです。

スズランをいただいた。
チェコでは初夏を告げる風物詩。
写真を撮るのに顔を近づけただけで
とてもいい香り。

大型連休が明けてみなさまいかがお過ごしでしょうか。
こちら１ヶ月間の東京滞在を終えてプラハに戻りました。
出かける前は、４月に入ったというのに
一向に春にならない日々でしたが、
帰ってきてみると既に初夏の日差し。
日本同様、今年はこちらも冬が長かったようですが、
それもウソのように五月晴れの毎日です。
空気はまだ若干冷たいものの、
道行くチェコ人は既に半袖、
緑と花の溢れる良い季節となりました。

数日後には「プラハの春」（音楽祭）も始まり、
いつもにまして観光客で賑わいます。